大晦日の津軽鉄道と新年の抱負
2023年の最後は初めての青森。ちょうど暖かい日が続いた影響で、街中の雪はほとんど溶けてしまっていました。
バスや飛行機が動かなくなるような悪天候に比べるとマシですが、関西での生活と同じ服装で過ごせるほどの寒さだったので、物足りなさは感じました。
最近は専らお祭りの撮影に行ってるので青森でもその予定だったのですが、思ったより時間があることに気づき宿泊していた五所川原のホテルで観光地を探していました。すると、偶然にも今滞在している五所川原が津軽鉄道の始発駅であることを知りました。
津軽鉄道といえば、冬のストーブ列車が有名です。以前から一度乗ってみたいと思っていたので、この機会に乗ってみることにしました。
津軽鉄道の切符とストーブ列車の切符を買いました。切符は懐かしい硬券です。
ストーブ列車には2つのストーブがありました。
ストーブ列車ではお酒やスルメが販売されています。スルメを購入すると、ストーブで焼いてくれます。
焼けたスルメは自席でほぐしてくれるのですが、その様子をスマホで撮ろうとしたところ、スルメをほぐしている乗務員さんが「今何分?」と尋ねてきました。
スマホで時間を確認して教えると、そのままスルメをほぐしながら、ヘッドセットで「そろそろ発車しますー!」とアナウンスしていました。なんだか距離が近くて、とてもアットホームな雰囲気の車内でした。
向かいの席にはご家族が乗車していました。スマホでお子さんを撮ったりしているのを見て、「(スマホをお借りして)集合写真撮りましょうか」と声をかけて撮影しました。それをきっかけに、お互いにどこから来たのかとか、どこまで行くのかなど会話が広がりました。その後、とてもいい雰囲気のご家族を自分のカメラでも少し撮影させてもらいました。
来年また同じ日にちの同じ時間に乗ったら会えるだろうか。旦那さんの実家が青森らしいので、可能性はあります。会えたらプリントした写真を渡したいです。
先に列車を降りるときに、女の子が席を立ってお見送りしてくれましたが、その光景は写真に収めていませんでした。撮っておけばよかったと思いましたが、写真に残すのが全てではないと考えて、目で見た光景を大事に思い出に刻んでおくことにしました。
さて、新年の抱負ですが、今年は何かを目標を立てて達成することよりは、目の前にあることに焦点を当てて取り組んでいこうと思います。
昨年は、いくつかの目標に向けて活動をしていましたが、目標に一直線に向かおうとすると、どうしても雑になったり、あるいはおろそかになることがありました。
今年の抱負は「自炊する」とか「家飲みを減らす」など自分次第で実施可能なレベルのものを掲げて、小さな課題に取り組むことにしました。目の前のことを丁寧にこなしていった結果、何か大きな成果を得ることができたら嬉しいですね。
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